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あけましておめでとうございます


犬もありました。
ドナルド・エヴァンスが描いた切手。
架空の国が発行した架空の切手。

年が明けましたね。
年末にお会いした方が、「お正月にご馳走を食べる時代は終わった」と言っていて、それにはほぼ同感でした。
ほぼ、というのは、それは正論なのだけれどご馳走、とまではいかなくとも手作り品を持ち寄ってああだこうだとよもやま話をしたり、特に普段は疎遠になりがちな家族に、実は常々感謝しておるのですよという意思表示をする絶好の機会ともいえるので、節目としてちょっとみんなで美味しいもん食べたりはしたい、という余白を込めてです。

その方は毎年、万が一体調を崩しても仕事に差し障りのない年末年始に断食をするんだと言っていて、これまた画期的、名案だなと思いました。
私は実家に居る頃は春に断食を数日して調整していましたが、やはり仕事中は心身散りましたからね。
私自身は「美味しいもの」の意味が昔と変わってきて、理由があって体が欲するものが美味しいものであるので基本的にはあまり抑制してはいませんが、年齢もあり量も減ってはきました。

おせち作りも結構簡素化しています。(画像はインスタグラムに有り)
10数年前まではそれこそご馳走、高級食材買って沢山作ってました。
近年は親しい友人と手分けして作るという画期的な物々交換で、ほんとに気持ち程度。
なんか少ない方がより有り難みが増すという感覚の変遷にも思うところが多いです。

とにかく恵まれた時代と場所に生きる私たちのいろいろな「飽」が上限まで来てるのは事実で引き算が出来ない心と体では健やかにやっていこうにも難しくなってくるだろう、という話。
もちろん食だけでなくもの作りも同じ。
いいもの、ってなんだっけというところで。

わかっていても全然実行できていないですけどね。
そのうえ日々の作業に追われることで鈍りがちな感度、今年はそれを高めるような1年にできたらいいです。
どのくらい皆さんに伝えられるかはわかりませんが精進あるのみです。

今年もどうぞよろしくお付き合いください。

さよなら酉年


今年の初めにどんな誓いを立てたか、どんな一年にしようと思ったか、全く覚えてはいないけれど、とにかく編んだ、編んだ一年でした。
覚えていたい、忘れたくない景色や感情がいつになく多かった年でもありました。

人生はそろそろ、逆算した方が早いかもしれないくらいに差し掛かっていますがこれから先を生きる私には今日が一番若いから、できることを焦らずにいっこいっこやっていきたいと思っています。

今年一年、関わってくださった皆さんどうもありがとうございました。
お返しは少しづつでも心を込めてしていきたいです。

来年もどうぞよろしくお付き合いください。

ありがとうございました

名古屋・京都と続いた今年の展示販売が終了しました。
どちらの場所でも、皆さんに会ってお話して、ああ!とか、そうか!とか、気づくことばかりの今年でした。
楽しかったです。

京都でkitのスタッフの方の手袋を修繕しながら、衣料雑貨という消耗品、と、ずっと所持していくもの、の中間のような自分の作る物の在り方についてひとり想いを馳せていました。
皆さん本当に長いこと、ボロボロになるまで、ご自身で繕ったり私にご相談いただいたりしながら使っている方が多くて、見るたび嬉しくて胸がふぁーっとなるんですよ。
実用品であり消耗品であることに変わりはないのだけれど、自然界や動物からいただいた素材に人が手をかけて、私のように名前を出して対面で人手に渡しているからこその存在意義とかそんなものをいま一度見直していきたいなあと思う次第です。

今年は何も考えずただひたすら編む年と決めてそうしたので、次はゆっくりでも、勉強したかったことや、もっと掘り下げてみたかったことを始められたらと思っています。
量は少なくなっても手編みは続けていきますので引き続きお付き合いください。

ご注文いただいたもの、しっかり丁寧に、責任を持ってお届け致します。
しばし楽しみにお待ちいただけたら幸いです。

毎日が投票日

思い返せばいつだったか、私たち手仕事組が姉のように慕う「深雪さん」のお宅での集まりにエフスタイルのお二人と同席したのが初対面。
たぶん8年くらい前でしょうか。

エフスタイルさんの仕事を少なからず目にしていた私は、お二人がこんなに若く、可愛らしい女性たちであったことに衝撃を受けたっけ。
「ものを作る」ということの一歩先を行っている、「好きな事をする」ということを超えた取り組みをしている、そんな印象を持っていたひとたちのとても良い意味で普通の、魅力的な女子っぷりが興味深かった。

昨年はそれ以来のご縁で、kit椹木さんの希望で共に訪れた名古屋の渋すぎる居酒屋「白龍」での不思議な時間をご一緒でき、全然変わらない朗らかで可愛いお二人にほっとする気分でした。
そして変わらず地元新潟の伝統工芸の後継に目を向けた、地に足を付けた活動をされていて、敬意を表さずにはおられません。
今回のsahanさんでも洋服から調理道具まで新作を含め見ごたえのある展示でした。

常々、お金って投票券のような物だと思っています。
あまり所有物自体にこだわりのない私は買い物に出かける事も少ないですが、継続していって欲しい活動をされている人や物を見ると「一票!」と叫ぶ気持ち(何しろ投票券の手持ちが少ないので真剣)で購入に至る、そんな感じです。
嬉しいです、そういうものに出会うと。
(一票といえばもうすぐ衆議院選挙ですけど、そちらの方はそう思いたくてもなかなか難しいものがあり困惑中。)

今回は、以前から気になっていた江戸時代から伝わる新潟の伝統木綿織物「亀田縞」を使用した大判風呂敷に一票。
一旦消滅していたのが古布資料から再現するという復活方法を経て今に至る織物らしいです。

sahanさんでの展示は15日(日)まで。

pieni fuoneさんへ納品しました


アルパカの毛糸には、グレードが何段階もあり、ベビーアルパカ・ロイヤルアルパカなどはカシミヤ糸にもひけを取らない肌触りと艶がありとても上質です。
時々、カシミヤは編んでないですか?とご質問をいただくのですが私個人のルートでは、納得のいく毛の採取方法をしている事が確認できるようなカシミヤ糸に出会えず、柔らかで繊細な風合いにしたい時は質の良いアルパカ糸を使用しています。

以前「ミュールジングを巡る一考」という記事にも書きましたが、羊毛も仕入れ先を選ばないと飼育や採取がなんだか怖い感じだし、アルパカは毟るのではなく刈るだけなので資料を見ても全然痛くなさそう…とはいえ、動物から素材をいただく時点で何かしら負荷を与えていると思って良いでしょうね。
そもそもアルパカって品種改良種で野生動物ではないんです。
糸を選ぶ時にはせめてどんな状況で飼育・採取しているかを少しでも知れたらと思います。

さて、そのしっとり柔らかいアルパカでアームウォーマーを編みました。
名古屋市千種区のpieni fuoneのミキさんからのご依頼で、とても少量ですが店頭で販売していただきます。

pieniさんに似合うシンプルな形。
私が普段作らない黒もありで新鮮な制作でした。
この素材と形はpieniさんでしか、今後も販売する予定はありません。
ぜひお早めにご覧いただきたいです。

ウールの帽子も数点納めました。
詳しい写真はこちらからご覧になれます。

pieniさんでは今週から、冬の支度が楽しくなるようなアイテムが並んでいます。
日泰寺参道の散歩にも良い季節。ぜひ遊びに行ってみてください。

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