ニットの修繕 編み足し編

ちょっと繕ったっりダーニングするにはもはや穴が空きすぎてる時ってありますよね。


私は何故、こんなになるまで放っておいたのでしょうか。ばか。ばか。

自分の怠慢を責めていても何も解決はしないのでもう上から編んでしまいましょう。

まずは、まだまだ無事な部分に針を通します。
そして、用意した別糸でメリヤス編みをしていく。
ただそれだけなのですが。


裏を編む時は増し目や減らし目はせずにそのまま編んでいます。


表側では編み始めで拾い目(写真は2目拾ってますが穴の大きさに合わせて下さい)

編み終わりで拾い目。
裏ではまた何もせずそのまま。
一段ごとに穴の大きさを確認しながら表目だけで増やしたり減らしたりしながら編みます。
減らす時は、編み始めや編み終わりは拾い目するだけで、編み途中で減らしていく方が綺麗に出来ます。


最後は伏せどめをして、糸を長くとって切り、伏せどめ部分を地の靴下に縫い合わせます。


これでひとます穴がふさがりました。
ここからは拾い目した部分に不安な部分がある場合や、ちょっとカラフルにしたい場合などに応じて、上からちくちくしていきます。
私は刺繍のチェーンステッチの要領で色を埋めていきました。


こんな感じで。


完成。
今回は私物なので色も自由にしてみました。

このやり方は編み物の経験がある方でないと難しいかもしれませんが、例えばダーニングで塞いだ後に刺し子で補強したり、今回のようなチェーンステッチで補強したり、穴が大きくても対策は色々出来ると思います。
裏に布をあてて、ウール糸でひたすら刺し子、だっていい。
本当にルールも正解も失敗も無いのが繕いの楽しいところなのです。

母方の祖母が晩年、ライフワークのように毎日していた繕いのあれこれを思い出します。
通夜で集まった従兄弟たち(やたら多い)と寝ずの番をしていた時、おばあちゃんの思い出ひとりずづ語ろうぜ!ということになり、ひとりが披露した「見るたび縫い物してたけど何かが出来上がったのを見た事がない」という話が1番盛り上がっていました。

その話は面白いんだけどね、あれは何かを作っていたのではなく、何かを直しておったのだよ!毎日毎日!!
小さい頃から縫い物や編み物が好きだった私はそのおばあちゃんの姿をよく覚えているんですよ。
くちゃくちゃで色もバラバラ、でも最高に可愛かったあれこそが修繕の極意だと今でも思っています。

ま、本人はただ必要に迫られて得意でもないのにやってただけっぽかったですけどね。
そんなんで良いんですよ。
長く大事に使おうとする心がもうすでに可愛いんですから。