岐阜市pandさんへ納品しました。と雑談。



岐阜市のpandさんに、帽子と手袋を納品しました。
どちらも少量ですが、今年の名古屋での展示販売には手袋が出ないので、手袋をご希望の方はpandさんへご相談下さい。
関西では京都kitさんでご覧になれます。

pandの喫茶室、nakaniwaで今月末にあるお話会「狩猟採取民と動物とアート」に興味があります。
先住民族のものごとへの視点やしきたりには、人間が本来持っている性質、自然環境や他の動物たちの中で生きる為の普遍の秘密、そんなものが隠されている気がします。

私はほぼ読書をしないのですが、去年一冊だけ本を読みまして(今年はまだ)、それは小倉ヒラクさんが書かれた『発酵文化人類学』という、味噌や醤油やお酒を題材に発酵菌と人間の関係を紐解いていく、とても面白い内容の本でした。
その中に、ニューギニアのトロブリアンド諸島の先住民族にはクラと呼ばれる儀式があり、その儀式では赤い貝の首飾りを時計回りに、白い貝の腕輪を反時計回りにして部族間でエンドレスに交換しているということが書かれていて、個人的に印象的で興味深い部分でした。
貨幣を用いる代わりの単純な物々交換とも違うこの儀式は交換=コミュニケーションの意味あいが強く、儀式に関係する船や装飾などの製造による経済効果や相手方が希望する食料や資源など実用品の贈与も付随するものの、核の部分は交換するだけ=コミュニケーションで、そういうことするのがヒトがヒトたるゆえん、という文化人類学的解釈なんだそう。
「発酵」文化人類学的視点では、ヒトとヒト以外にも様々な目に見えるも見えないもひっくるめた生命体間でこのコミュニケーションが行われエネルギーが交換されている、という広い解釈でクラを例に用いていました。
自然界で起こっている事象を儀式として体現して調和を計るトロブリアンド諸島の部族民のセンス(ってそんな意識は無いでしょうけど)は私にはちょっと震えてしまうような衝撃があります。
先住民族の行いに自然の摂理を知る、なんだか逆説的ではありますがそんなこともあり、都会っ子としてはお知恵拝借したいところなので、nakaniwa さんでのお話もきっと楽しい発見がありそうです。

ですが、毎年この時期の催しは精神的余裕の関係で参加が難しいんですわ。
なるべくギリギリで切羽詰まるのを避けるようにはしているのですがそれでも。
気になるので行かれた方、レポートをお願いいたします。