2019年 ありがとうございました。

大晦日です。

編み物を仕事にしてからは、たいてい30日まで編んで最終納品して、31日はおせち作り、が恒例化しています。
ちまちました仕事が終わったと思いきや、おせちというのもなかなかに細かい作業なのですが、「軽作業」というものが全般的に好きな人間なので別の種類の軽作業が出来て嬉しい気持ちもあり、楽しくやっています。

今年は普段滅多に機会のない編み物以外での企画展参加があったり、mitoさんとのふたり展だったりと、個展とはまた違った形で皆さんに作ったものを見ていただいた年でした。

今回で二回目となったこのふたり展、会場の喫茶クロカワさんの店内をお借りしての展示ということで、私が「店の人」となっての進行なのですが、これが本当に勉強になり過ぎて毎回反省点や課題があり、何回やれば店主としての自分に満足するのか今んとこ全くわかりません。

私は普段作り手として、展示の際はほとんどの事を店の方にお任せっきりです。
やっていただいている事の段取りはなんとなくわかっているので、そういった事務的なことで大きな問題はないのですが、肝心なところ、むしろ一番大事なところが自分は素人だなあと痛感します。
それは何かというのは説明しづらい部分もありますが大きくいうと「伝える」という技術かなと思います。

例えば私はmitoちゃんのつくるものがとても好きです。
長く使っていて実用面でも立証済みで、何より身につけている時のワクワクする感じが好きです。
縫製がもっと上手い作家、パターンがもっと完璧な作家は沢山いるでしょう。
でも私がmito服を好きな理由は、いわゆる服飾の枠にはまらないジャンルレスな自由さ、そしてそれを身につけることがこんなに楽しいんだ!という、アートとファッションの間のような魅力です。

でも、だから一緒に展示したい、mitoちゃんと関わりたいと思う気持ちを展示自体で表現するのは難しくて、それでもモノ自体の魅力に喜んでくださる沢山の方の声を聞いて安心したり、自分のプロデュース力不足から来る緊張がまた蘇ったの繰り返しでした。

想いはじゅうぶんにあるので、やはり足りないのは技術と経験だなあと思うのです。
それを本業にしている方には当然ながらかなわない、というのと同時に、私のモノに関わってくれているお店の方への感謝、もっと良いものを作りたいという気持ちもひとしおになります。

mitoちゃんも今年初めて札幌の自分の場所で他の方を紹介するという経験もしていてあれこれ共通項の多い私たち。
これからも迷いながら努力を重ねながら、一緒に成長し続けられたらいいなと思っています。

長くなりましたが今年を振り返った想いです。
そうこうしてるうちに昆布も煮えた!

皆さまよいお年をお迎えください。