ジルコニウムの夜


贈り物をいただきました。

岐阜県中津川市にある、めん羊牧場「ふれあい牧場」のめん羊の毛を手紡ぎして作られた毛糸です。
味わい深いイラスト入りの帯には「めん羊友の会」の名前。

「めん羊友の会」とは、昭和61年に地元中津川の交通ママさんの集まりに「各々の家で飼育されていた羊の毛を使って羊毛製品を作ってみないか」と当時のめん羊生産組合長が声をかけたことをきっかけに結成された羊毛加工の会だそうです。
当時は20名ほどのメンバーが所属し、糸紡ぎから草木染め、編み物に至るまでを学び羊毛製品の制作をしていたらしいのですが、現在は数名となり小規模で活動をされているご様子。その貴重な毛糸は地元で人気の為販売の機会にはすぐに売れてしまい、なかなか手に入らないようです。

羊毛に関わる活動をしている身にはやはり「地元近隣の羊の毛糸」は憧れに近いものがあります。
しかも中部地区では滅多にお目にかかることのない地毛糸(?)を目にして思わず興奮と感動に包まれました。

しかし「各々の家で飼育されていた羊」とは一体・・・
と思い調べてみたら、昭和58年に中津川市が農業従事者の兼業化・高齢化する農家の高齢者生きがい対策・地域農業活性化をねらいとして、青森から導入した市有めん羊の農家への貸付制度をスタートさせていたとのことでした。
とはいえ本来の目的は食肉用で、羊毛は二次的なものとして友の会がそれをせっせと製品化していた訳です。

その後、高齢化や農家さんの生活形態の変化で飼育が困難になってしまいそれぞれの家の羊、から牧場の羊へ、となっていったらしいです。

今回いただいた毛糸をよく見ると、手紡ぎとは思えないほどの均一なストレートヤーンで、かなりの技術の高さがうかがえます。
羊の種類はサフォークで、防寒に優れたしっかりしたコシのある種。

この中津川サフォークで、何を編もうか、丈夫そうなのでやっぱり靴下でしょうか。
身近な土地のものってやっぱり良いです。

明けましておめでとうございます

ものを作っている楽しみのひとつとして、自分の作ったものが見知らぬ土地に行く、というのがあります。

年末の井上アコさんとのふたり展では珍しく子供のためのものを作ったので、今までになく贈り物用のご注文をいただく機会が多くありました。


この小さなミトンと耳あてのセットは贈り物としてスウェーデンへ行きます。
日本よりもはるかに寒い国へ、小さな手と耳を暖めに。

わあ。
いいなあスウェーデンだって。
行った事ないですよ。

でも、私が作ったものが行くんだと思うとちょっと行った気分になります。ちょっとですけど。
極寒の本場での、健闘を祈ります。

そして今は、ドイツへ行く手袋を製作中。

夢のあるご縁、アコさんとカミヤさんに感謝です。

さて毎年、おせちを作って友人たちに食べてもらうのですが、その友人カップル、彼女は黒豆も筑前煮もとても上手に炊くし、彼は牡蠣のオイル漬けや炒り銀杏といったちょっと手のかかることをぱぱっとやってくれてしかもやっぱり美味しい。

ということで、今年から私は黒豆と煮物は彼女にお任せしてうちでは作らないことにしました。
うちは鍋もコンロの火口も少ないので、おかげで今年のおせち作りは随分手早く出来たように思います。

おせちの持ち寄り。もしかしてお姑さんとお嫁さんの間などではポピュラーな出来事なのかも知れませんが、友人同士でも名案だと思いました。
デザートも甘味担当の男子と女子が作って持ち寄り。
名物(?)、小豆きな粉ホットスムージーもてんやわんやのライブ製作。

楽しい2013年のお正月でした。

年の瀬

「瀬」とは、川の流れが急に速くなっている場所。

江戸時代の庶民なんかは、年末にその一年間溜めこんだ店舗賃金やら米屋・酒屋への借金を支払うと年も越せないほどの大ピンチ。
ごはんも食べられない、くべる薪も買えない、まさに生きるか死ぬかの瀬戸際だったわけです。
その大変さを表わすための、激流を意味する「瀬」らしいですよ。

私は、文化や生活様式に関して江戸時代が好きだったりするのですが。

・・・良かった江戸時代じゃなくて。
私みたいなの、確実に笑顔で年越しそばとか食べられてません。

でも、せんだっての一件やら複雑怪奇な平成の世を思うと、その上に成り立つ自分たちの、植え付けられた「便利で幸せ」って概念を捨てて瀬にのまれる覚悟もこれからは必要になってくるでしょうね。

あったかい部屋で、ゆっくり掃除しながらおいしいコーヒー飲んで、パソコンに向かいながらそう考える年の瀬です。

今年一年関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
井上アコさんとのふたり展を始め、充実した手仕事が出来たことに感謝しています。

来年はより一層精進したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

えーと

要するに、おおまかまとめ。
自民党が掲げる憲法改正草案の、です。

・第2章 「戦争の放棄」が「安全保障」に変わる。

・第9条  自衛権の発動により武力行使が認められる。

・第9条の2 (国防軍)が新設
     内閣総理大臣を最高指揮権者とする国防軍が組織される。
     国際的に協調して行われる活動つまり参戦・派兵ができる。
    「国際紛争を解決するための戦力保持禁止」が解かれ、国の交戦権に武力行使が認められる。
     国防軍組織、統制及び機密保持については別の法律で定めることもできる。
     国防軍従属者の犯罪、また国防軍機密に関する犯罪は、国防軍内部で審判できるようになる。

・第10章 「日本国民に保証される基本的人権」が削除

・第96条(憲法改正) 「3分の2以上の賛成で発議」だったのを「過半数で議決」に変更される。

・第99条(緊急事態)  緊急事態宣言によって、内閣が法律と同一の効力を有する政令を制定することが
           できる。(このときの衆議院を解散できなくする規定まで追記されてる。)

うちにはテレビが無いのであんまりわからないのですが、ここらへんの過激な改正案の内容についてハッキリ言ってないらしいですね。

明後日の選挙に関しては普段政治に言及しない人もかなりの勢いで発言してます、当然ですが。
脱原発も国民の総意ってことになってるけど意外と選挙には反映しなかったりしますから。

あと、初めて知ったのですが投票券って持って行かなくても現地で確認してくれるらしいですね。
実家までわざわざ取りに寄らなくても良かったのか・・・。

ありがとうございました

カミヤベーカリーさんでの井上アコさんとのふたり展、たくさんの方に見に来ていただき、ありがとうございました。
無事終了しました。

といっても、ここからアコさんも私も制作の本番なのですが。

ご注文いただいたみなさんには少々お時間をいただきますが、責任を持って丁寧な仕事を心がけようと思います。
みなさんの冬が、楽しくあたたかいものになりますように。

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