暑いですね。

すっかり初夏の気温です。
今秋のニットの制作が始まっていますがそろそろ暑苦しいということで少しずつお知らせするとして、最近はお世話になっている方々のお手伝いもちらほらしておりますのでそちらを。

今週末の5月27・28日の土日はクラフトフェアまつもと2017に、ナカオタカシさんのアシスタントとしてブースにおります。
ナカオタカシさん、ご存知の方も多いと思いますがFRP樹脂の造形作家です。
時計やランプといった実用品も作られていて樹脂なんだけど暖かみがあって、面白い素材を面白く扱ってるよなーと毎度思います。
松本はもはや常連(1年ぶり9回目)。
私は客としてすら足を踏み入れたことがなく勝手がわからず役に立たないかもしれませんが頑張ってまいります。
同時期、5月24日(水)から安曇野のnagiさんでナカオタカシさんのランプ展も開催されます。
併せてぜひ。

6月3日・10日の両土曜日は名古屋栄のオアシス21でのオーガニックファーマーズ朝市村で、恵那の自然農法家である佐藤さんの「やすらぎ農園」のブースでアシスタント在店してます。
自然農法の野菜、有機のものともまた違ってなんというか力がある感じでいいんですよ。
堆肥とか使わないわけですから、あれは、その植物の持ち味だけってことなのでしょうか。
甘くなるような(不要な)工夫とかもしてない感じが好きです。そういうので味覚も操作され慣れてても、あ、正解だわコレがたぶん。て思うんですよ。
何言ってるかわかんなかったらすみません。
野菜市は8:30〜11:30の間ですが、以前11時に行ってみたらもはや誰もおらず開催場面を見れずでやはり勝手がわかっておりませんで、役に立たないかもしれませんが頑張ってまいります。

あとは喫茶クロカワさんがかき氷始まったらチラホラ手伝いに行きます。
こちらは7月からです。

以上、アシスタント情報でした。
皆さんにどこかでお会い出来たらとても嬉しいので来てください。

染色の旅


kotonさんから奄美大島の泥染めの話を聞いた時から私はもうそのことで頭がいっぱいで、実際行ってからも染色以外の観光はほとんど無く、染色が終わっても来年はコレをあの色で染めよう、アレを持ってこよう、と妄想が止まらない。そんな奄美の旅でした。


もちろん日常を忘れて寛ぐだけの時間も環境も十分にあって、余計なあれこれを考えなくて済む有難い数日間。
仕上がりの糸。
藍と泥。

母親が20代から着ていたブラウスを私が気に入って譲ってもらい、やはり20代から着ていて。
随分黄ばんでしまい数年寝かせていたけれどこの通り復活。

特産物のある地域の歴史は厳しく辛いものが多くて奄美大島も例外ではないのだけれど、その特産が今も受け継がれて島の人たちの支えになっているんだなあと思うと感慨深いものがあります。
皆さん本当に親切で、運転免許の無い見ず知らずの私を工房まで送ってくださったり、歩いているとどこへ行くの?と話しかけてくれたりと、街暮らしの私には胸が熱くなる毎日でした。
また会いたい人たちとの出会いもあったし、来年も行けたらいいな。

家での染色もゆっくりやっていきます。

起きて半畳寝て一畳

私が4年間住んだマンションの一階部分はずっと、貸し出されていない倉庫のような開かずの間になっていました。
他の階とは入り口も別で、半地下みたいになっててベランダも無い。
何の為に作られたのか謎の部分でした。

そこがある時期駐車場に改装されるべく一掃されたのですが、その時伽藍洞になった中を覗いてみて、驚きました。狭くて。
いや、私が住まいとしている部屋と同じ広さなんですよ。
でもただの箱状になったその空間の面積のあまりの狭さに、3度見くらいしました。ほんとに狭くて。
思わず建物の構造を確認しましたからね。
あれ、上にしたがって大きくなる建築だったかなって。
そんな訳ないんですけど。
それくらい小さい。

確かに私の部屋は狭いです、ひとり暮らしには十分ですがふたりだと狭い、というくらい。
でも私はそこで毎日お料理をして、友人たちとお酒を飲んで食事をして笑い語り、大きめのベッドで眠り、 何より広い作業机でカセ巻きをした沢山の糸を広げ、製作をしていました。

伽藍洞の小空間を見つめながら、その私の生活全てを思い浮かべて当てはめてみましたが到底当てはまるとは思えず、まるで「楽しい時を過ごしたはずの場所へ戻ってみたらそこはただの空き地だった」とかそんなお伽噺?怪談?の主人公のような気分になりました。
そして、もしかしてこれはちょっと幸せな話ではないか?と思ったんです。
だって逆だったら嫌ですよ。
こんなに広い空間なのにどうして私は毎日あんなに窮屈な気持ちなの?って。

欧米の方が見たら気が狂いそうに小狭い空間で、私は毎日本当に豊かでゆったりした気持ちで日々過ごしました。
借住まいとはいえ、安らぎと創造の大切な棲処であり、それこそ実際の面積をはるかに超える無限の空間を作っていたのだと実感した瞬間でした。

「心には枠がなくどこまでも自由でどこまでもいける」ということ。
どこで暮らすかよりも大事なことがもしかしてあるのかも。

こんな形で何かを実感するとは思いませんでしたけどね。
工事の粉塵がすごくてしばらく洗濯物が干せず困惑していましたが、忘れました。

ありがとう改装工事。
ありがとう自由な心。
でもやっぱり畑付き一軒家に憧れる、それもまた人間。

そんな住まいからこのたび引っ越ししました。
今度はもっと町の中で、やっぱり狭いですが、緑の近いとても良いところ。

       (目の前の池の亀…と思ったらかたっぽスッポンでした)

これからも自由な心で、無限の創造の可能性を探っていきたいと思いを新たにする春です。

公私に渡りお世話になっている、宮武史郎さんの展示が岐阜の本田さんで始まっています。

すでに観に行った何人かから感想を聞いているけれど皆絶賛で、気がはやりつつも私はたぶん最終日に滑り込みかな。

宮武さんの作るものは静かで、湿度がなくていい。
ただそこに在るだけで気分が良い、というかけがえのなさ。
世の中にもっとそんなものが増えるといいなと思う。

宮武史郎展 すく う
2017年3月11日(土)ー22日(水)
岐阜 本田にて

ありがとうございました。

冬の納品が全て完了しました。
お待ちいただいていたみなさま、本当にありがとうございます。

私が子供の頃、昭和の50~60年代、子どもの洋服やニットのデザインはとても可愛らしいものが多かったように思います。
各家庭でお母さんやおばあちゃんによって手作りされることもまだまだ多く、素材は基本リユースだったし、デザインも、技術面の限界によりやむなくオリジナルが誕生するというアクシデント的な可愛さも大いにありました。

         (アクシデント感が出すぎたお姉ちゃんのポンチョ)

私は「アクシデントです」では済まされませんが、制作の原点は常にそこにあります。
お母さんが作った洋服を着て、小学校のクラブ活動で今考えると特に上手でもなかった先生に習った
編み物。
ただ面白くて夢中になって毎日編んでいた、あの時の気持ちと基礎技術だけで30年続けちゃっていますが、それがとても楽しく幸せです。

で、今回沢山編んだ最初の写真のフードは、そんな子どもの頃に被っていた「防寒具」のイメージ
です。
これがあれば、ちょっとくらいの雪ならへっちゃら!寒くても外に出たい!
寒がりで出不精の私が、そんな気分になれるようなものが作りたかったんです。

         (大人もこんな顔になるやつね)

今年の秋は京都と名古屋で販売予定があります。
フードも糸違いいろいろで考え中。
また追ってお知らせいたします。

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